FF14が出るらしい、それもオンラインゲームだと言う
意外に思われるけれど
ゲームのことについては、ぷよぷよっていう響き以外、興味を示すこともないから
周りに言われて初めて知った
朝、目を覚ますと
メッセンジャーでも数人から話しかけられている
「ヴァタシ人気者ナブル!!!」
だなんて喜んだはいいものの、すべて外人、テロですか
彼らは、僕がかつてFF11をやっていた頃、当時の僕から言わせてもらえば
もはや家畜と呼んでも差し支えない、外人たち
3人が、各々の意思で、話し掛けてきている
驚きもそのままに、パソコンを閉じ、会社へと向かいはしたものの
その日、一日で数人から、FF11-2がでるらしいという話をきいた
周りの反応に比べても、僕としてはかなりどうでもよかったので、相槌しかうてない
しかしまあそう言われるのも当然で、
かつて遊んでいたオンラインゲーム
FF11で、知り合った友人はとても多いし
のめり込んでいた頃は、心から楽しかったし
その当時は、一つの頂をみた気もする
そこまでいくと、こうやって芝生の草を食べるしか脳のない外人から
次は一緒にやろうとか、言われるようにもなるけれど
当の本人としては、気が進まない
まずは獲物を狩れ、肉を喰え
極端な話、うちはあまりゲームが得意じゃないし、嫌いではないけど、そこまで好きでもないし
げーむせんたーでは、はどうけんがうてない
それと、ある種、ああいう状況下に於ける人間関係について、トラウマみたいなものを抱えてる
オンラインゲームをやりながら、学んだすべては、まるで山のように揺るがない
人は如何に、人生を楽しく、笑って過ごすかという点に於いて
その心の比重の、なんと大きいこと
物質的優位を遥かに越える、精神的充実を得られるということ
そしてそれによって、人が如何に傲慢になれるかということ
人は如何に、甘えられるかということ
人を牽引するという辛さ
かえらない思い
その努力が、モノとしてしか、残らないという虚しさ
人の悩みを悩み、表面上の理解を希望に、朝露をなめるような気持ちで、繰り返し、心に栄養を与え、生きてゆく様
個人的な、敵対感情なんて、多くの場合、誰も抱いていないのに
先入観のみが横行する
憎しみと勘違いの連鎖
そして、それを取り除くことの難しさ
鈍感であらねばなりませぬ
兎に角、哀しい面ばかりが、目の前を流れてゆく
それは僕が、単純にゲームとして楽しめていないからこそ、人間関係の一端として
楽しんでいたからこそ
悩まされた問題だった
極限まで完全に近づいていく、自分の分身も、
現実と比べて、遥かに容易な達成感の積み重ね、その為だけだった
思い入れについても、FFシリーズなんて、異界送りを人がやってるのを後ろから見ていたくらいのもので
それも自分でレベル上げとかしたことない
ドラゴンクエストなんて一つもやったことがない
ぷよぷよ、テトリス、パワフルプロ野球
僕の手持ちのカードはこれくらいなものですよ
中学3年生、受験シーズン到来までプレイステーションも持っていなかった
でも父上は毎晩、パソコンで何時間もソリティアをやってる、希心会は半端じゃない
祈り or ソリティア
とにかく気はのらないが、それでも、たぶん、始めたら始めたで、
楽しめる確信はあるし
人との関わりを喜べると思う
そしてまた、頂へとのぼりつめる喜びを味わうこともできるだろう
それくらい、あの世界は、運をのぞいて、何もかもが簡単だった記憶しかない
情報を整理して、正解へと、徹底的な指摘と共に向かうということ
人に大事にされること、尊敬を浴びること、人の上にたつこと
それに比べて、人生の難しさときたら
オンラインゲームの比ではない
卓越した頭脳も、容姿もない僕にとっては、まさに茨の道
幸いなことに、ちっぽけな才能に溺れないだけの理性があった
あの世界に於ける、唯一の不確定要素、人間関係ですら
人生と比べたら、文字のみに限らず、声の微細から身振り手振り
言葉を、口から発すると言うだけで、大仕事だ
答えは用意されていないし
自身が何処まで辿りつけているのか
あらわしてくれる数字はない
あれほど簡単だったFF11に比べて、大人の世界はこれほどまでに難しい
しかし、そうこうするには、僕の心は弱すぎるのです
母上と同じ墓に入れられてしまうのです
墓石を買わねばなりませぬ
その為には、稼がねばなりませぬ
現実の階段を登らねばなりませぬ
当時、あの世界で
世の中は、無能ばかりだと、
夢をみていたこともあったけれど
その無能だと思っていた人間が、僕より遥かに現実をこなしている
理屈や表現とは違うところではかられる、器量とでもいうべきものを知り
その温度差に絶望した
しかし、その点
ああいった特殊な人間関係
上下関係の中で、得たものも大きい
だから僕はいま
この大人の世界でなんとか息をつなぎ
戦えています
何故なら、かつて眺めた
あの風景は、一つの成功と、凡そ自身にしかかなわなかった景色だから
またその景色を眺めたいと思うより先に、
墓石が欲しい
何故、こうも墓を愛するのか
僕の母上に育て上げられた
感覚は少し、おかしい
基本的には、試合に負けても、勝負に勝てればそれでいい
ぷよぷよでは、目標の連鎖さえできればそれでいい
相手が僕のおじゃまぷよで窒息する前に
自ら命を絶つ
テトリスもそう
あ、指がすべった、なんてなった日には
カンマ0.1秒で諦めを選択する、自害
FF11でもギルなんて誰彼かまわずばらまいていたし
そこらへんの外人に数十万円あげても心は痛まない
ちまちまとしたアイテムなんてかたっぱしから捨ててしまう
あれもこれも
すべて希心会のせいです
母上にとって、祈ることがすべてであるように
僕にとっては、僕の満足がすべて
FF11をはじめとする、ゲームでもそう
僕だけの規則によって
正義によって
本能によって
あらゆる物事を選択し続けてきた
そんな僕が、一度その世界から離れてしまったら、それはもう、卒業を意味する
それは美味しい料理のように
腹が空けば、また食べたい
といったようなものではない
一度解いてしまった、問題のように
一度組み立ててしまった、パズルのように
一度泣いてしまった、感動小説かもしれない
心から楽しかったと思っているし、良い思いでだが、それは
人生のうちで、通り過ぎていくものの一つでしかない
僕は父上のように、毎晩、毎晩、毎晩・・・
飽きもせずソリティアをやったりはできない
そんな風に思いながらも
僕が、数千人とと過ごしたあの世界の中で
みつけた、輝ける、一つの星
あらゆる視線を省みず
恥で在り続けた、一人の漢
堀井
もし、彼が、目の前にいるのなら、
また嗜むのも悪くない
そんな風に思い、そんなことをこぼしていると
今宵よもや、そんな壮大なネタをきけるとは思わなかった・・・
マイフレンドが、堀井の連絡先ゲットしてました・・・
とりあえず、3つくらいはもう買わねばなりませぬ