かばいあって
たとえ善意と協調と思いやりの限りを尽くしても、
まだ友情と呼ぶには十分ではない。
友人同土は、世間のいうように単に調和だけに生きるものではなく、
メロディーに合わせて生きるものであるからだ。
-ソロー
人間ってかなしいね、だってみんなやさしい
それがきずつけあって、
かばいあって
人間って、変われるのか
オレは変わったのかな?
誰かのために、何かをできる人間に、なれているかな
誰かのために、何かを思える人間に、なれているかな
誰かを守れるような
誰かをかばえるような人間に近づけているのかな
たまにふと、何気ないこと
たとえば、気持ちが浮かれているとき
何かのための苦労や、きづかいや、努力が
くずれてしまったりしたことを思い返して
また、それを人に伝えることもできなくて、苦しかった頃とかまで浮かんできて
この喉から余計なものがでないように
これ以上かっこわるくならないように、
みにくくならないように
自制して、反芻して、再考してみて
どうするべきか考えたり
まあ、結局わからないんだけど、できもしないんだけど
とにかくただ幸せな自分が許せないようで
それでも、
やっぱり昔の自分を思い返すと
成長を認めてしまおうかなって気になる
それもこれも、
彼と出会って、
自分が好きだっただけの人間から
自分は嫌いだけど、自制、反芻、再考
敬いを覚えて、すこし大人になれたおかげかな
それから、少しずつ、成長もしているかな
もし、仮に、そうだとしたら
それはやっぱり彼のおかげで
たまにふと、何気ない時間に、感謝したりする
彼は、表向き、ただの個性的な人間で
一体、何が真実なのかわからない
それでいて魅力的な、誰に対しても平等な人間で
おもしろいところも、つまらないところもあって
人をきずつけてしまうことも
人にきずつけられて、つよがったりすることもあって
変わっているようで何にも変わっていない人間で
しかし何か底知れぬ心の広さ
人間の大きさのようなものを、そのすべてから、洩らしていて
ある日
哀しいことがあって
みんながそれぞれ、色んなことを考えた
オレはそのとき、ただ泣けばよかった
しかし実際
頭の中を反芻するのは
まったくどうでもいい
これからのこと、誰になんと説明したらいいのか
いや、誰に話せるというのか
いまこの場で、この驚きと哀しみの入り混じった
不可解な気持ちで、一体、誰に、誰と
どのように接したらよいのか
大切なことは何処へ行ったんだろう
自己嫌悪に陥りながら
何故、こんなとき、自分はただ哀しむことができないんだろう
考えなくてもいいようなことを、並べ立てているんだろう
ああ、救えないな
でも彼だけは、震えていた
つよがりながらも、
おそらく誰よりも痛んでいたし
誰のせいにもしなかった
オレはしばらく経ってから
それに気付いて、恥ずかしいし、情けなかった
後悔すらできないよ
振り返って思い返すほど
そのときの真実に、近付いていったような気がした
如何に自分が愚かだったか、醜かったか、浅ましかったか
また、彼が如何に強かったか
また、如何に洗練され
やさしく、思いやりをもち、誰をかばい、包んでいたか
そしてそれを恥ずかしく思うほど真実だったか
彼のあたたかさが、紛れもない、真実であることはたぶんオレが一番よく知っている
できることなら、言ってやりたい
如何に救われたか
まあ、恥ずかしいからそんなこと言えないけど
せめて一生友達でいられたらいいな
そしていつかお礼を言いたい
オレがもし少しでも
人にやさしくなれているなら
君のおかげで、
オレが少しでも
誰かのためになれたなら、
誰かをかばえたのなら
君のおかげだって
まあ、難しいな
気取って素知らぬ顔だって駄目なのよ
そしてそれが目的になっても、話にならないんだから
できることは、何かをすることじゃなくて
思うこと
人を思うこと
ずっと思わなくてもいいけど、
大切に思うこと
声を掛けられなくても
やさしくできなくても
忘れないこと、思うこと
思って、思いつづけて、考えて、どうしようか考えて、でもわからないから結局、思って
そのやさしさが、
伝わらなくたって、見返りがなくたって、疑いたくなったって
思っていることに、意味ができるまで思いつづける
そうしたら少しは、
本当にやさしい人間になれるかな?
ま、全然難しいけど
これは最期の穴を、あけた記念
書こうと思いながら、ずっと書けなかったこと
成長の証に
オレが、この世で唯一、言いたいと決めている台詞
彼に奥さんができたとき、
いうこと
あんたは世界で一番幸せな花嫁だよ
- Posted by at : 2009.12.29 | Comments [0]
- Category: [Crypin Story]
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