A little bit of love
美しい唇である為には、美しい言葉を紡ぐこと
美しい瞳である為には、人々の素晴らしさを見つけること
美しい身体である為には、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと
美しい髪である為には、一日に一度、子供の指で梳いてもらうこと
美しい身である為には、決して一人で歩むことがないと知ること
人は物よりはるかに多く回復し、復活し、生きかえり、再生し
報われることが必要なのです
くり返し、くり返し、報われることが
決して何人たりとも見捨ててはなりません
助けてくれる手が必要なとき、
自分の腕の先に
その手があることを思い出して
年をとると、人は自分に二つの手があることに気づきます
一つの手は自分自身を助けるため、
もう一つの手は他者を助けるために
-オードリー ヘップバーン
よもや30まで生きることもないだろうと、現実から目をそらし、生きていたあの頃
かつての僕が、いまの、それは未来である
この僕の姿をみたら、一体どんな思いをめぐらせるでしょう
思うに、うらやましがるに違いないのではないだろうかと
12日に迎えた誕生日は、例年になく
人のやさしさに、触れることになりました
7月に入り
ETから、そういう催しをひらいてくれるという
話だけは聞いていた、7月
当日までに、僕がやるべきことは、時間をつくっておくということだけ
ETと知り合ったのは、一年数ヶ月前
思い返せば、一年前の誕生日もそうだった
その日が、僕の誕生日だと知った彼女は、
オフィスの僻地、陸の孤島でガタガタと震えているだけだった僕に声をかけてくれた
お互い知り合ってまもなく、大して仲がよかったわけでもないのに、
寂しく誕生日を迎えるのが可哀想だからと食事に連れ出してくれる
よい日は、よい心で
そんな誰しもがもっていた子供心を、いつまでも彼女は持っていた
それも、自身のみならず
周りにいるすべての動物に対して
一年がすぎ
また誕生日を迎え
清美と、ジョンス・リーと、麻呂
8月に進化する3名のためにひらかれた、この集まり
いざ、現地へと行ってみると、いるはずのない友人たち
いやいや、どう考えても、ETの知らない人とか、いますから
なんでいるの?
いや、むしろ先週
一緒に食事行ってたじゃないですかあなたみたいな
驚きましたね
しかも何が驚いたって
しんやさん、アメリカ行ってから一度も連絡とってないのに
なんか手紙きてるみたいな
どう考えても、彼そんなキャラじゃないんですが
ETがわざわざミナミの帝王やってくれたみたいです
しかももう、みなさんからピスタチオまでいただいちゃって
残り数週間は、生きていけるだけの食料たち
もらった花は、食えるのかわからないんで庭に埋めときます
清美の友達も、僕にまでプレゼントしてくれまして
あげられるものがなにもないんですが
しんやさんの電話番号でいいですか?
実際もうちょっと驚いたリアクションしたほうがいいのかなとも思ったんですが
もうかつての、太陽と共にあった、僕の無邪気な心はお亡くなりになられ
何事にも冷めた反応しかできないマリオネットさながら
そのボタンを押せば、そう動きますから
こう問いかければ、こう答える
そんなつまらない動物になってしまった僕ですが、あの日
心は、幸福と、ともにありました
皆さん、ありがとうございます
宇宙人に生まれて、よかった
友達なんて、
木下さんくらいしかいないと思ってましたが
あの瞬間だけは、おおくの幻がみえた気がします
そして今日もまた
家族ぐるみで、お付き合いいただいている
前田さんご一家に、お祝いしていただきました
長男長女次女、三名揃って
未来へのフルコース、エスコート
ヒルズでお茶して美術館と、水族館をみて
ぺきんだっぐを食べながら
折り紙で鶴も折れないこんなゴミのために時間をさいていただきました
ありがとうございます
フォトフレーム、大切にします
いただいたお土産、平気で人にあげるような人間ですが
いただいたお土産、中身あけずにごみ箱に捨てるような人間ですが
隣の子にパンツ何色?とか聞いてしまうような人間ですが
大切にします
しかし驚いたのが
千羽鶴を折った10年前を差し置いて
10年経ったいま、鶴の折り方を忘れた男です
時の流れは、いったい、どれだけのものを僕から奪っていったんでしょうか
金曜日は高校の友達と飲みに行って
久々に会う人もいましたから
昔話に花を、咲かせるもなにも、
僕、覚えてないんです
でも、やっぱり、中には覚えてる人がいるじゃないですか
凄いと思いますよね
こういうところで、すこし自分を嫌いになってしまったりするんですよ
大事なことを、大事にできない人間って、なんかいやじゃないですか
自分にとって大事なことは、大事にしたい
当たり前だけど、難しいことで
他人の、大事なことを、大事にできるというのは、
勿論、もっと難しい
今回、僕に与えられた幸福は、そういう難しいことなんだなと思うと
その人たちの、人としての質、みたいなものを感じます
また、そういう
本質的なものをもった人間でありたいなとも
思います
いまは、仕事も楽しいし
色んな遊びもできているし
そうする時間も、お金も、ある
つまりそれって幸福なはずで、
いわゆる、充実と共に生きているようにも思える
いつか振り返ってみたとき、
ああいうのを幸せって言うんじゃないかと思うときが
来るかもしれない
だって、そう
すこし器用な生き方ができるようになっているって、思っちゃってる
昔みたいに、一つにすべてを注ぐようなことはなく
周りをみないことによって、不安からも解放されて
一つしか望まないことによって、おおくに悩まされない
生きていることだけで満足できないのなら
馬鹿でいられないのなら
自分を騙せないのなら
喜びのうちに、辛らつと向かい合わなければならないし
哀しみのうちに、幸福を体験しなければならないし
楽をしながら、頑張らなきゃならない、こともある
とにかく浅くても、広くやっていくのだから、そういうときもある
絶望を背負いつつも、幸福な食卓につく
場合によっては、それが、何よりも哀しいことであったりもする
そういう矛盾を、これから、何度も、何度も、乗り越えていかなきゃならない
哀しみにくれながら、目の前の幸福と、少しでも触れ合える心をもつこと
子供になるということ
頭で考えないということ
一日を生きることが、簡単だと思っている
それはおそらく、心が麻痺しているだけで
大変なこと、明日に希望をもつというのは
しかしまた、ほんのちょっとの愛で、生きられるものだったりもする
- Posted by at : 2009.8.16 | Comments [0]
- Category: [Crypin Story]
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