トップページ > Crypin Story > 実りある未来のため

実りある未来のため

This Entry Tags :
, ,

DSC_1193_R.jpg

天才もそれぞれ、乗り越え難い、或制限に拘束されている。
その制限を発見することは、多少の寂しさを与えぬこともない。
が、それはいつの間にか、却って親しみを与えるものである。
丁度竹は竹であり、蔦は蔦である事を知ったように。
-侏儒の言葉
 
 



一日中、頭痛に悩まされた
呻きながら仕事をしていると、タヌキが話しかけてくる
「黒田さん、打ち合わせしましょう」
話の内容はシンプルだった
9月末まで延長することが決まってから一週間
その時、タヌキはこう言っていた
「できれば9月末と言わずながく居てもらいたいのですが、仕事がないんでね」
「そうですね」、などと上の空で
返事になっていない回答を与えながら
心底ほっとしていた僕が、甘かったのだろう
一週間で、一体何処からか、どういう経緯か
知る由もないが
タヌキがわざわざ他部署から請けれそうな仕事を探してきたらしい
それをもって僕をまたも縛りつけようというのか
9月を越えて?
まだ見積もりには至っていないらしく
そういう可能性を考えていて欲しいとのことだった
彼は言った
「もし受注できたら、請けてくれるか?」
彼は僕に、それを確認したかった、その為の打ち合わせだった
僕は応えた
「どうでもいいです」
神よ、願わくば、慈悲を、愛を、希望を
NOと言えない日本人は、心が弱いのではない
人がいいのでもない
どうでもいいのだ
また、今日という一日は
絶え間ない頭痛と、降りかかる頭痛の種
そして、自身の無力さを痛感
何をかってもらって、僕をしばりつけようとしているのか、知らないが
日が経つにつれ、痛感する
もっとおおくのことを知らなければ、ついていけない
しかしもう、ついていけなくてもいい
土曜日は、撤去された自転車をとりにいき
髪を切って
久しぶりに新宿にバッグとシャツをみにいこうかな
誰とも会話することはない一日だろうな
また、日曜日は、午後一で打ち合わせに行って
家に帰り、夜まで写真でもとって
いざ、ミート矢澤へ
いつもの3人で肉の会
月曜日になれば、また会社へと足を運び
死んだ目をするんだろう
そうして日々が過ぎて行き
ランチの叙々苑ローテートを歩みながら
水曜日には誕生日を迎え
木曜日には空を見上げ
また、週末を迎える
そうこうしているうちに、あっという間だぞ
今という今を振り返って眺めるようになるのは
一時間前、一秒前を後悔しながら歩むような人生でいいのか?
時を過ぎ去るごとに、思い出と、友情が風化していく
やれることはやっているつもりながら
成らない、形にも、夢にも
実りある未来のため、何をしたらいいんだ
 
 
 


for Trackback URL

このエントリーのトラックバックURL

Comments

コメントしちゃう?

Posted by