トップページ > Crypin Story > Review > あの空の奥行きは何だ?
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人びとは
自分がその原因をなしているということを知らずに
他の人びとの苦悩に同情しているものだ
-トルストイ
 



信号を待ちながら、空
雲のみせる奥行きに驚かされるときがある
日々を嘆く、心の衰退が気付かせたのか?
それともまだ、残っている、気付くだけの余裕
もしかすると9月初めには、タヌキと二人
名古屋に出張することになるかもしれない
何故、僕なんだ?
振り返れば、いまの現場になって、一ヶ月が経つ
もう一ヶ月もしないうちに次の現場を探すことになる
もう半年もしないうちに、一年は終わり
もう一年もしないうちに、
いま、僕が悩まされている幾らかの重荷が、何でもない記憶の屑になっている
そうだろ
願わくば、過ぎ去って欲しい
形容するなら霧のような
疑いをもたず、歩をすすめることを、妨げる
掴むことも許されない何かを前にして
助けを求める、時間よ、はやく全て終わらせてくれと言う
また、その脇で、気付いている男もいる
その男はこう言っている
そんなことに何の意味もない
いま、生きているこの瞬間が生なんだと言っている
未来の何か、やがてくる何か、やがて過ぎ去るいま
そういう、いくらかの希望は、往々にして
いまではない何処かにあるものたち
いま、その手にある何かを、幸福と思えなければ永遠に歩は進まないと言っている
週末、暇なので、誰かおいしいもの食べに行きませんか
 
 


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