良心
どうやら、能率的に考える事が、
合理的に考える事だと
思い違いしているように思われるからだ。
当人は考えているつもりだが、
実は考える手間を省いている。
そんな光景が至る処に見える。
モノを考えるとは、モノを掴んだら離さぬという事だ。
-小林秀雄
吉野家へ行った
席へ座って、数分が経ち、ようやく店員が声を掛ける
「ゴメナサイ、ゴ注文ハ」
彼女が僕にそう投げかけるまで、彼女は僕の前を何往復しただろうか
めげない
ドトールへ行った
砂糖とミルクを二つずつと、目の前の彼女に声を掛け
あけてみるとご丁寧に一つずつ
自転車を走らせ、店へと戻り、交換してもらった
きちんと手に入れた砂糖とミルクを入れようとすると
中身がカフェオレに変わっていた
めげない
朝、セブンイレブンへ行った
おにぎりとカップのみそ汁を買った
お姉さんに笑顔で挨拶を交わし
会社へと着き、お湯をいれ
目の前にあるはずの箸が、ストローだった
そんな日もある
僕はめげた
目の前にある全てを壊したくなった
あれもいらない、これもいらない
なんにもいらない
もし目の前にガス風船を持った小学生がいたら
パンチする
風船、どっかとんでいっちゃえ
もし目の前に荷物が重すぎて信号を渡れない老人がいたら
パンチする
荷物、落ちちゃえ、食器割れちゃえ
そんな思いに駆られながら、自転車を走らせていると
スズメが3匹、アスファルトの上で踊っている
僕はブレーキを踏んだ
踏んでしまった
悪い人間に染まろうと思っていた矢先
地球が僕に、試練を与えてくれました
いえ、愛の手を差し伸べてくれました
生きるって、たいへん
最近、一日100回くらい
Hide ans Seekって曲を聴いてるんだけど、飽きない
これも近頃流行のエコでしょうか
モノを使いまわす時代がやってきたのでしょうか
モノに使いまわされているのではないのでしょうか
こうして僕は、今日も同じ曲を100回聴きました
エコって最高!Viva エコ!Viva ビルゲイツ!
最近とても思うんです
小さい人間だなと思うんですよ
なんにもやってない
疑問に思ったんですよ、なにか生産してるんだろうかって
未来に繋がるんだろうかって
このご時勢にね
自営業で派遣として出向して、出向してる先の会社は小さい会社ですよ
大したコネもなく、大した努力もせず
自分の時間では、
映画を観て、本を読んで、あとは多少勉強する程度で
通うと思えば通える学校にも、ジムにも、行ってないんですよ
その割にピアノをまたやり始めようかななんて考えてるんですよ
窓の割れた家で、部屋着7枚とか着て寝てるわけですよ
たちの悪い事に、そういった本を読む事、映画を観る事
何事に於いても、そうしなければならないといったような
意識に追い詰められてるんですよ
頭に入れている情報も、自分が気になった知識を無造作に詰め込んでいるだけの日々なのに
何か未来に繋がることをやっているかと言えば、そんな自信ありません
でも自分としては、今日まで何か努力してるつもりになっていた気がする
生産性がない代わりに、日々が充実していて、愛に溢れた人生を歩んでいるわけでもない
じゃあ逆にどうしたいのかと言うと、未だによく分からない
分かっているのは、中途半端な気持ちで就職はしたくないとか
その程度だったのかもしれない
1年前は、確固とした意志で、この道を選択し
自分の力で歩いていると確信していたはずなのに
自分にはやっていける力があると、考えていたはずなのに
やればやるほど、天性の才能なんて何もない
努力とか以前に、やるかやらないかの選択すらできていない
凡才だって、思えてきたんですよ
あーじゃあどうしたものかと、考えて、
ふと僕が詰め込んだ世界の情報から、階段を下りて
今住んでいる、僕の周りの世界を見回してみると
みんな似たり寄ったりな感じがしてくる
羨ましいくらい輝いてる才能を持っていると思わせてくれる人間なんて、両手の指にも足りない
これはかなわないやと言う努力と選択に輝いてる人間なんて、片手の指にも足りない
そう考えると、結局そんな、観なきゃいけないみたいな
得体の知れない使命感にかられて
勉強する事も、濫読する事も、映画や漫画をあさっていく事も、意味はなくて
そんなこと考えずに、何事もその場を、今を楽しんだ人の勝ちだなって思えてきて
そうする為には、まずこの頭をどうにかしなきゃいけないわけですよ
何かと考えちゃうし、それは大抵悪い方向だし
このままじゃよくない
何度もそう繰り返し思って、考えたはずなのに
結局、自分の感性が選択していく道を歩かされている
お仕舞いのときまで
これが正しいのか、キレイな人生なのか、それは美しい人生になるのか
結局のところ分からない
- Posted by at : 2009.2.25 | Comments [0]
- Category: [Crypin Story]
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