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明日によばれる資格

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智に働けば角が立つ。
情に棹せば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角にこの世は住みにくい。
-夏目漱石



絶望もない
かと言って、これといった・・・希望もない
退屈に思え、ただ何ともなく過ぎていく、時間
無限の泉から湧き出る、この平凡な時の連続に溺れそうになりながら、
時の中では泳げないと思い込んでいる
僕が、小学生くらいの頃までは、近くを歩き回っていれば
バッタがいたり、蛇がいたり、トカゲがいたり、琵琶がなっていたり、柿がとれたり
僕たちは毎日、土に触れていたし、
自然や、友人関係から得る情報、家族との会話、様々な吸収と習得に忙しかったように思えれば
常に暇を持て余していたようにも思う
1時間が、今の感覚になったのが、いつからだろうか
いや、おそらく、日々、じわじわと、無自覚に早まっていったのだろう
子供心は、純粋であると人は言う
あの頃を思えば、あの当時ほど、
贅沢な精神であった時はない
目の前の、現実しか考えず
いつだって、有り余る時間を無目的に、過ごし
あらゆる事に対し、後悔を越えて、先を、次を、前を見ていた
課せられた事柄を成し遂げようという責務すらなく、奔放ではあっても、純粋ではなかった
何故なら、未来があるから、そのうちやれば、将来・・・
打算的に、瞬間を楽しむ事に、全てを捧げていた
今となっては、退屈な時間を重ねれば、重ねるだけ
自責の念に悩まされ
目的に支配されている
そこに笑顔はない
何を為していなくても良い
ただ、そこに充実と安堵があれば
僕はそう、大義名分を掲げていながら、ごく小さな
人の喜びに、一喜一憂している
とても簡単な事一つが出来ないんだ
心は、どうしようもなく、小さな物事に揺り動かされている。
それが、とても哀しく思える、この日常
充実
ただ貪欲に、それだけを求めながら
小さく、もっと小さく
できるだけ、現実に触れる面積を減らそうと、努力している
そんな時、心に響く

笑顔で、叫ぶように、僕に向かって歌っている彼女
でも歌っているのは、叫んでいるのは
自分だった


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