まだ、北海道とか、四国とか、九州とかならいいんです
想像もできない距離
あまりの遠さで、あえて
気持ち的には、開き直れるでしょう
「だってここ九州だし」
「しょうがない」
「東京とは違うしね」
そんな風に考え、現地で傷ついた心を救う事もできたはず
それに比べて
新潟県
なんとも、救えない位置にあり
何より、心が、救えない。
北海道より近い
東京から、そんなに離れているわけでもない
北朝鮮に少し近づいた。それくらいのものだ
だが、現実は甘くない

あの土地へ行って、生きて戻ってきた僕は今
声を大にして言える
まじなんもなかった
唯一の救いは、ペンションから歩いて15分の所にある
おそらくスキー客の為に建造されたと思われる
温泉かふぇという、漫画が多少おいてある建物
僕はそこで、
のだめカンタービレ
フジケン
エアマスター
ダイの大冒険を
無駄に読破した
それがこの合宿最大の収穫
ペンションに戻ってみると、晩御飯が置いてある
この合宿プランのうりは、ペンションの食事らしく
「授業が終わって戻ってくると、暖かい料理がペンションで待っている。」
粋なキャッチコピーじゃないか
わくわくしながら、ペンションに戻ると
テーブルの上に、料理がおいてある
20:00分の出来事だ
つまるところ、俗に言う晩御飯というやつだ
献立が
・スパゲティ
・ちくわ
・米
古からの言い伝えで、聞いたことがある
大阪の人々は、お好み焼きをおかずにご飯を食べる
聞いた時、僕は心底驚いたものだ
しかしまさか、この土地に来て
この理由、このタイミング、この時間に於いて
スパゲティをおかずにご飯を食べるなどという
暴挙に及ばざるを得なくなるとは、人生最大の衝撃で
オレの身体を貫いた!!!
一口食べて、部屋に戻り
プレイステーション2を持ってきた金軍鶏が
ひたすら、メタルギアソリッドをクリアしているのを見ている毎日
見ていると、あまりのつまらなさに、だんだんと眠くなり
寝る
起きれば当然、朝であって
一日が始まり
授業が始まる
2週間長
その繰り返しの日々だった
ある意味、退屈はしなかったと言えるだろう
問題の授業はどうだったかというと、
同期で合宿に来た人たちも多くあり
思えば初日は、これから彼らたちと進行を深めつつ
キャピキャピと、「あの先生ちょーうぜー^^」とか話しながら
永遠の友情を誓って卒業の日に別れるものだろうと
淡い希望を胸に、臨んだものである
実際は・・・
会話なんてものは全くなく
あるのは、苦笑いと、大阪から来たへんなでぶにカメックスとかあだ名をつけてあざ笑っているくらいのものだった
授業の待ち時間が4時間なんて事もざらにあり、そんな時はひたすら
校内で時間が経つのを待つだけだ
そんな時は、大抵
周りの生徒の様子を見たり
受付にいる、常におびえた感じのお嬢さんを3時間ずっと凝視していたり
有意義な過ごし方をしていた
一つ問題があるとすれば、技能の授業
何故か一限目から、復習項目という所に、チェックをつけられ
開始2,3日目には、二日間の延泊が確定していた事くらいだ
技能授業は、毎回担当の人がランダムで変わる交代制
毎回、授業が始まる際に、教官の機嫌を損ねないよう丁寧に、超低空飛行で低姿勢に
「きゃー、こわーい><」
「スピードなんて出せない><」
「私・・・曲がるなんて無理!」
なんて、やさしくしてもらいたい一心で、お嬢様キャラを演じていた所
「ゆっくりでいいんだからね^^;」
と、教官の優しさを全身で受け止め、延泊という、犠牲を払っていた
気がついた時には、もう遅かった
気がついたその日から、もう素で授業も臨もうと決心し
調子のった事をしゃべりまくっていたら
今度は新たな障害が、立ちはだかる
同期で来た合宿生との絡みなど、ほぼ皆無なのに
何故か、教官には気に入られている
まるで、天然記念物でも見るような目で、
「一年に一回は君みたいなレアなのが来るんだよね・・・」とか
「君いいキャラしてるよね」とか
挙句の果てに、同期にいたお笑い吉本の人間に、「彼とコンビ組んだら?」みたいな
たまに「ふざけたことばっか言いすぎだろ」なんて台詞と
多くの失笑に囲まれつつ
以上のような台詞と共に、先生方にはこんな感じでよく褒められていました
先生にも色々な方がいて、
一人はまるでモンスターでも捕まえた狩人かの如く、僕の事を周りの生徒に話しまくっている教官
そのせいで、周りの生徒には冷たい目で見られる
他にも、教えながら舌打ちをして「おせーな、前の車」とかぶちきれてる教官
見た目ヤクザだけど「おれ子供二人もいるのにこの仕事時給700円…」とか人生相談してくる教官
最後の日には、良い教官、悪い教官などを書くアンケートを頂いた
とりあえず、悪い教官という欄に、3人まで書けたので
同じやつを3行全部書いておいた
ペンションについてのアンケートには一言
お前食ってみろ
と書き残した
結局、ガンダムシャモシードは、一日の延泊もなく無事帰国し
金軍鶏は、検定で一度落ちて一日延泊
僕に至っては、何もしてないのに、試験も普通に受かってるのに、何故か二日も延泊
充実した、監獄生活でした。
もう悪い事はしません。