彼が、いってしまった。
皮肉にも、最期に顔をあわせることになったのは、結婚式という祝い事だった。
いまでは素直に、それがよかったとおもえる。
10年前、一緒にうけた健康診断からはじまり
その後、いまのいままで、10年間にも及ぶ、闘病生活
若くして癌と向き合い、たたかいつづけた彼だけの時間。
他人の言葉などでは表現のしようもない彼方で、彼は一人
彼しか語ることも、見つめ合うことも許されない何かと
ただひたすらにたたかいつづけたにちがいない
オレは一度も彼の弱音を、この耳で聞いたことはなかった。
何故なら彼は、かっこいい男だったからだ。そして強い。
そんな弱音をはくことは、かっこよくない、美しくないと彼には心底わかっていた節がある。
しかしある日、Twitterで、言っていた。
若いうちに苦労したほうがよいという大人は、一体どれだけの苦労をしてきたのだろうかと
説教の道具に、ありきたりな言葉を使って、本当に苦労をしている若者の前に、お前は立てるのかと
また、平凡のしあわせに気づけない人間は、脚の一本でもおってみればいい、そうすれば、
それがなんだかすぐわかる、誰にでもできることだと
彼が、つぶやいていたことを目にし、心のなかに鉛がおちたようだった
つらくないはずがないのだ。嘆かずにすむはずがないのだ。
彼のカルテをみて、泣き出した看護師もいたという、彼はそこで笑ったのだろう。
彼は、大学を卒業し、就職までした。
濃い10年だったに違いない。もし彼がそこに疑いをもっているのであれば、
言ってやりたい。誰よりも濃く、つよく、美しい人生だったと。
彼のおかげでオレは学んだ。
より不幸な者をみて、けっして安心しまい
より大きな不幸のために、自分の不幸を寛容しまい
幼い頃に、両親から学んだこととは真逆である。
自分より不幸な者がいるのだから、いまの不自由を我慢するのだという
普遍的な考えの一切がかわった。
オレは、自分以上の不幸のために、自分の不幸を認めたりはしない。
それよりも前にすすむことをえらびたいとおもう。
不自由を乗り越えたいとおもう。
すこしでもつよくなり、力をつけ、誰かのための何かができるほうが遥かによいのだ。
一刻もはやくあいにいきたい。
稚拙な文字で、心を綴るオレは、彼の美学に反するだろう。
許してほしい。謝罪は、オレがいったときに、すこしの間。
待っていてください。
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こういうときには、どんな言葉をかけてよいか本当に迷うけれど、、、
Worldxさんの文字は全く稚拙などではなかったですよ。
亡くなられた彼が、
どれほど素晴らしい人で、
Worldxさんにどれほどの影響を与えた人か、
そして、また、その彼を失ってWorldxさんがどれほど悲しんでいるかが、痛いほど伝わってきました。
彼との思い出が、Worldxさんにとって、
人生の支えとなる、優しい記憶へと変わってゆきますように。
Erikaさん
よーやく今、帰国しました
やさしい言葉、ありがとう
すこし何かがやわらいだきがします
運良く帰国が、お通夜にまにあったので見送ってきたいと思います
ところで、いい人なんですね